なんで英語なんて勉強せなかんの？

高校で英語を教えていた時、よく生徒に聞かれました。

「だって俺、外人としゃべらへんもん」

「私、外国怖いから行きたくない」

英語に興味がある子の方が珍しい学校でした。

そんな時私はこう答えていました。

「だっていい大学に入って、いいところ就職したいやろ？　ほな英語勉強せな。」

大学を卒業したての私は、それが至極全うなことだと思っていました。

それが5年、6年と教え続けていると、そんなことしか生徒にこたえられない自分が嫌になってきました。というよりは、なぜ英語を勉強しないといけないのか生徒に響く説明ができずに、教え続けることに罪悪感さえ覚えてきました。

英語を勉強するとはどういうことなのか、いい大学に行くために、良い仕事に就くために勉強すべき

教科の一つでしかないのか。

なんと経験の乏しい、人間に深みの無い自分なんだろう…。

そこで私は決心をしました。

英語を話すということ

2年間、カナダの大自然の中、英語にどっぷりつかる毎日。

6年間勤めた高校を辞めて、ワーキングホリデーで海外に飛び出しました。28歳の初夏でした。

楽しいことも辛いことも、文化の違いも味わって。カナダ人のboyfriendもできて結婚を意識したり。そこで私の価値観は大きくかわりました。

『仕事を軸に生きるのではなく、楽しく暮らすために働くんだ』

日本にいたらおそらく気づけなかった。

「いい学校に」「いい仕事に」「いいお給料をもらって」至上主義に

どっぷり浸かっていては、私には気づけない価値観でした。

多様な価値観と触れ合って

自分で自発的に世界を広げ

自分の可能性や能力の垣根を壊す

子供達には、「大人や世間がいうことだけに耳を傾けるのではなく、自分の内側にもっと耳を傾けるんだ。

そして日本人だけではなく、多様な人種と関わり自分を高めていこう。」そう伝えたい。

英語を学ぶというのは、そんなに重要なことだったんです。

以前よりは少しましな説明ができそうな気がしています。

大人の方も「わたしなんて」とか、「いまさら」なんて言わないで。あなたの本当の心底の要求にこたえてあげてください。

頭で判断せず、心弾む方を選択してください。

私はそれをサポートさせて頂きます。

ご質問がある方は、本ウェブサイトの『お問合せ』からメッセージしてくださいね。